7月21&22日谷川岳一の倉沢烏帽奥壁・凹状ルート、沼田の岩場 [ルート整備]
梅雨明けの2日間で谷川岳の岩場のルート整備と沼田周辺の岩場の偵察に行ってきました。初日21日の午前8時半ごろに、出合で石関ガイドと合流し、遠藤&福田とともに凹状ルートに向かいました。暑さ厳しい中、午前11時ごろに取り付き、中央カンテ2ピッチ目終了点からいよいよ凹状ルートへ。凹状ルートは、確保ポイントを3カ所をハンガーボルトで補強。核心部の4ピッチ目にハーケン、ボルトを補強(打ち足しではありません)、5ピッチ目にボルト1本を打ち足し、6ピッチ目の崩壊した岩場でハーケン1本を補強しました。他はカム(小)を1回使っただけで、残置ハーケン&ボルトが使用できました。各ピッチともランナー支点の間隔が遠いので、慎重な行動が望まれます。ルート解説につきましては、ルート図が完成しましたら、H.P.でお知らせします。また、北稜を」懸垂下降しましたが、懸垂ポイント2箇所でハンガーで補強しました。
22日は雪渓が残っているうちに、変形チムニー・ルートを整備しようと取り付きまで行きましたが、暗雲垂れこめて、いつ降るかの状況だったので、ルート整備をあきらめて沼田周辺の開拓中の岩場に行く事にしました。ガイディングの基本である、タイトロープの練習をしながら、テールリッジを下り、沼田の岩場に行きました。
▲3ピッチ目終了点の支点をハンガーボルトで補強する▲
▲4ピッチ目をリードしながら、ボルトを補強する遠藤ガイド▲
▲5ピッチ目。ビレーポイントから6m上にハーケンを打とうとするが岩が脆く、残置ハーケンとも抜けてしまう。そこでさらに上の棚でボルトを打ち足し、最後のハング(ハーケン2本)を乗り越す=写真▲
▲崩壊した6ピッチ目の岩場。正規は左だが支点無く悪そう。右のリッジ方向にナイフブレードあり、すぐ下にロストアローを打ち足す▲
▲垂直のリッジまでのハンドトラバースⅤ級~リッジⅤ級を登る。ハーケン4本あり▲
▲7ピッチ目は草付スラブ、8ピッチ目は写真のハングしたクラックで終了。この2ピッチは問題なし▲
▲沼田山岳会の岩場。一般の人は使用禁止。地主さんに許可を得て使用しているそうです▲
▲開拓中の川場の岩場。高さ100m幅100m。スラブ&垂壁がメインです。講習会に使えそうです▲
2010-07-23 10:56
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0