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3月26-27日 赤岳・南峰リッジ [実践登攀]

26日は強風雨のため、赤岳鉱泉へ入山のみです。同日程で木曽駒登頂だった福田組はロープウェイさえ動いてくれれば翌日は良い天気のようなので、午前中には千畳敷へ入山予定で出発するも、予報よりも早く風が強くなったようで、始発便からすでに止まっていました・・・その後に運休が決定、千畳敷ホテルからも「宿泊キャンセルして欲しい」と連絡がきてしまったので、残念ですが中止しました。 体が開いてしまったので、赤岳・南峰リッジに行っているイエティ組と合流することにしました。
千畳敷
▲菅の台から撮影した千畳敷。山は見えているのに強風です。駒ケ根の町も風が強くなってきましたので、のんびりと茅野へ移動します。雨が降る前に美濃戸口に入りたいと思っていましたが、道路渋滞とトドメは御柱祭りの木の切り出しで通行止めにあい、迂回したりで美濃戸口到着は13:00。雨の中鉱泉まであがりました。鉱泉周辺は強風でしたが何とか傘をさして歩けたので、ほとんど濡れずに15:30には到着出来ました。
夕食
▲夕飯はチーズかつ!美味しかったです♪
取り付きへ
▲朝方まで雨が降っていましたが、次第に止んできたので予定通り5:30出発。ガスガスですが晴れてきそう。
赤岳
▲赤岳も見えてきた♪
取り付きへ
▲取り付きへ。今日は3パーティに分かれて登ります。
1PリードS
▲2番パーティ。SーRー福田パーティ。リードする滋賀のS藤氏。岩が脆いので注意です。
岩稜帯へ
▲1番パーティのM沢ーM子パーティ。岩稜部分とつないでいきます。
Y&S1P
▲3番パーティのY村ーS木パーティ。
Y&Sパーティ
▲横からY村ーS木パーティ。前のパーティと違うルート取りできるので、自由に登っていきます。
チムニー
▲3P目になるチムニー抜け口のS藤氏。ここが核心のピッチでハーケンも数本打ってあります。
抜け口
▲チムニーを抜け出てくると絶景♪あとはリッジ40mほどで赤岳南峰(山頂)です。
赤岳山頂
▲9:30山頂着。難易度はそれほど難しくないのですが、脆い岩、ほとんどハーケンが無い場所での支点構築、雪壁など、精神的にはいい刺激です。緊張から解かれてみなさんいい笑顔になりました!稜線はそれほど寒くないけど風がありますね。遠くに富士山も見えています♪・・・ですが、昨日の雨で登山道の状態はよくありません。登攀よりも文三郎道の下山の方が気を使ったかも(笑)。
カレーそば
▲13:30には赤岳山荘で遅い昼食。私(福田)はこれで冬八ヶ岳は終了なので(なんて言いながらまた今週もいたりして)、「カレーそば」頼んでみました。美味しかった♪帰りは上野原IC降り口で車両火災があり、あと500m行けば降りられるのに降りられず40分以上足止めを食らって17:30頃に帰宅となりました。

3月23-24日中ア・木曽駒ケ岳 [モンベル・コラボイベント]

今季5回目のMOC木曽駒ケ岳に行ってきました。今回は稜線の風が心配でしたが、登頂の時間だけか?風が弱まり問題なく登頂ができました。参加者の運が強かったのでしょうか。
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▲いつもお世話になっている千畳敷ホテルの豪華な夕食。陶板のすき焼きが美味しい!!
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▲お品書きまであります。駒ケ根名物・味噌カツ、コーヒーも美味しい。
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▲登頂日24日の朝の宝剣岳。ホテルの立派なつららも写っています。カール内は強風でトレースが消えてしまいました。
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▲朝食後の8時過ぎに出発しました。5回目にして初めて先行パーティがカール内をラッセルしてくれました。先行パーティに方々、ありがとうございました。
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▲稜線はやはり風がありましたし、寒さも-12度程度。雪山らしい天候でした。ホテルから2時間で山頂に登れました。
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3月19-20日赤岳登頂 [モンベル・コラボイベント]

今シーズン最後の八ヶ岳に行ってきました。入山日は晴れのち雪でしたが、20日は朝からいい天気です。 稜線では10㎝強は積もったようですが、気温が高かったからか雪面が凍っている斜面もあり、そこで引き返している登山者もいました。
文三郎
▲文三郎道の途中から。バックの阿弥陀岳がキレイ・・・
山頂
▲8:45山頂♪早出したので登山者がほとんどおらず、貸し切り状態です。
竜頭峰
▲竜頭峰。天狗尾根から登ってくる遠藤組がいるかな~と思っていましたが、(やはり)ラッセルが大変だったようで到着していませんでした。 下山を始めると、続々と登山者が登ってきています!すれ違いに難儀するほどでしたが、10:10頃には行者小屋に戻り、赤岳鉱泉で休憩。
鉱泉
▲お世話になった赤岳鉱泉スタッフに挨拶して、11:30下山開始。
肉そば
▲12:30には赤岳山荘で暖かい昼食に舌鼓を打って下山しました。これで私は今冬シーズンの八ヶ岳が終了です。良いお天気で最高の締めくくりになりましたが、2日前に3回目ワクチン打った腕が痛くて、痒くて・・・という2日間でした(笑)。

3月19-21日八ヶ岳天狗尾根 [実践登攀]

連休は八ヶ岳東面の天狗尾根に行きました。前日と初日夕方に雪が降り先週のトレースは全くない状況での天狗尾根は、わずか2パーティにのみの登攀パーティでした。前日の大雪情報であきらめた登山者の多いようで東面に入ったパーティは3-4パーティだったようです。
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▲2日目の朝の天狗尾根下部からの権現岳(左)と旭岳方面の朝焼け。初日に天狗尾根の下部まで行き幕営しようと思いましたが、川の徒渉で靴が水没したのと時間切れで赤岳沢出合(避難)小屋での宿泊にしました。
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▲朝方の天狗尾根下部の雪稜。上部に大天狗の岩場と赤岳が見えます。この日の入ったパーティは実は天狗尾根の2人パーティだけでした。我々は日帰りで天狗尾根を登るつもりで軽量で登りました。
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▲カニのはさみの岩峰。ここから天狗尾根の核心部が始まります。実はこの下で幕営していた2人パーティを追い抜き、ラッセルを交代しました。彼らは重荷のラッセルに苦労していました。
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▲カニのはさみの先は、簡単な岩場と5mの急な岩場から雪のガリーを登ります。
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▲ガリーを抜けた稜線で権現岳をバックに登る。この先で大天狗の岩場の登りがありました。
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▲大天狗の岩峰(右)と小天狗(左)を越えて稜線間近の雪稜を登る。稜線上はトレースが無く、ツルネまでラッセルが続きました。
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▲ツルネの頭からの赤岳と右に降りる天狗尾根の全景。ツルネで権現岳から縦走してきた単独行と出会いました。
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▲ツルネからの阿弥陀岳南稜全景。先週登った南稜が無名峰から山頂まで見えました。ここからの下山道のツルネ東稜もトレース無し。小屋帰着は午後4時。12時間行動でした。
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3月12,13日谷川雪上、14-15日阿弥陀北稜 [モンベル・コラボイベント]

週末の谷川岳は気温高く、アウターを着ていると暑いくらいの陽気でした。12日(月)は赤岳鉱泉入山ですが、美濃戸口~赤岳山荘間の路面状況が今シーズン最悪!という事で、スタッドレス履いた4WD車(D5)+4輪チェーンでも心配なので車は美濃戸口にデポしました。歩いて行ってみると、確かに悪い!これは入らなくて正解でした。途中に上がれなくなった車がたくさん駐車されていました・・・ 鉱泉でアイスクライミングを行って初日は終了。夜半から朝にかけて雷雨の嵐です。出発は遅らせました。赤岳との分岐からトレースなし。稜線も雨(上は雨交じりの雪)だったようで、雪が重い・・・
終了点
▲北稜終了点でもガスガスで視界ないし、次第に強風予報なので、頂上には行かずにここで下山開始。
晴れてきた
▲ところが、降り始めて北稜取り付きに戻る頃には青空が!!遅いよ~あと10分早く晴れて欲しかった・・・
北稜下山
▲下山も時間かかったので、頂上に行かないのは良いとしました。鉱泉からも今回は美濃戸口まで降りないといけないし。15:30には車に戻りましたが、はー、いい筋トレになりました。 (※美濃戸口~赤岳山荘間は鉱泉の4代目が整備してくれたそうで、マシになったようです)

3月12-13日八ヶ岳・阿弥陀岳南稜 [登山教室]

八ヶ岳の阿弥陀岳南稜は1泊装備を背負ってバリエーションルートを登るという課題を設けて初級者がチャレンジするルートです。荷物や食料の軽量化、幕営技術、雪山&登攀技術などいろいろなことを学ぶことができます。しかし、今回は参加者に疲労が見られたので、途中の立場山からの往復になりました。
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▲登山口の船山十字路から4時間。立場山山頂に到着。この先でこの日は幕営しました。
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▲翌朝は午前5時に出発。薄いトレースがあり助かりました。P3のガリーは雪がついて簡単でした。
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▲山頂には午前8時半ごろ到着。山頂付近だけ雲がかかりガスの中でした。一般ルートや御小屋尾根からも登山者が登ってきました。同ルートをクライムダウンして戻りました。
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3月5-6日阿弥陀岳北稜 [モンベル・コラボイベント]

今シーズン初の阿弥陀岳に行ってきました。入山日は汗だくになりそうな暖かい陽気でしたが、鉱泉についてアイスキャンディ講習(アイスクライミング)を行う頃には吹雪いてきました。一人3ルート+α登って終了。夜中は強風でゴウゴウ音がしていましたが、朝方には風も雪も止んでいました。予定通り朝弁当で早出。赤岳と阿弥陀岳分岐からラッセルです。お客さんにもラッセル体験してもらいながら登りますが、途中風が強くなる時もあり、「ジャンクションピークで引き返すか・・・」と思いながらジャンクションピークについてみると、風がやんだ・・・。「じゃー行ってみようか!」と進んでいくと何とかなりそうなので北稜登りました。
抜け口2
▲北稜抜け口。気温-15℃程。カメラ電池が低温劣化しそう・・・ これからが強風予報だし、終了点で風が出てきたのでこれで終了。山頂には行かずに下山です。強風で所々トレースは消えていますが、急いで下山。幸い風が強くなってきたところで樹林帯まで降りれたので一安心。あとはゆっくり行者小屋を経由して鉱泉に戻りました。
とり1
▲おまけ。5日に撮影した小鳥♪鉱泉周辺に落ちている食べ物を、足でガシッとつかんで美味しそうに食べていました♪♪
とりアップ
▲アップ!かわいい♪

3月5-6日中ア・木曽駒ケ岳 [モンベル・コラボイベント]

水木曜日に引き続きMOC木曽駒ケ岳に行ってきました。この2日間は大荒れの天気の中、何とか行動ができました。初日の土曜日は寒冷前線の通過で千畳敷カールは猛吹雪でした。ロープウェイは何とか動いていましたが、安全のための緊急停止が多く怖い気もしました。ピッケル&アイゼンワークの講習中は時々立っているのがやっとの風速20m越の風もあったと思います。日曜日は強烈な冬型気圧配置の中、木曽駒ケ岳に向かいました。
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▲千畳敷カールから浄土乗越に向かう雪面は、完全なホワイトアウト。経験者の勘だよりで雪崩道を避けながら登っていきました。常に膝下のラッセルがありましたが全員交代で頑張りました。
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▲浄土乗越の稜線に抜けると意外な静寂。しかし宝剣山荘を抜けるところで西風の強風になりました。1名が小屋で離脱し、4名で向かいましたが20m強の風で身動きが取れないこともありました。何よりも5m先も見えない雪の舞うホワイトアウト。すぐに消えるトレースは帰りにはあてにならないことを示していました。中岳の山頂まで何とか上がりましたが、ここで戻ることを選択しました。帰りは何度も立ち止まり、進む方向を確認しながら下山しました。千畳敷カール内も浄土乗越下を登ってきた6名の登山者のトレースは降雪でまったく無く、傾斜と勘を頼りにロープウェイ駅にたどり着けました。
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3月2-3日中ア・木曽駒ケ岳 [モンベル・コラボイベント]

平日の2日間で木曽駒ケ岳に行ってきました。
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▲初日は千畳敷カールでピッケル&アイゼンワーク講習でした。雲の中に入るといきなり寒くなり-10℃くらいになります。登山者が10名くらい登っていました。
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▲登頂日の木曜日(3/3)は快晴の朝。南アルプスが朝焼けに染まるのが部屋から見えました。
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▲しかし、千畳敷カールを登っていくとガスの中に入り、稜線に出ると風がありましたがそれほど強くなく行動可能でした。3時間弱で木曽駒ケ岳山頂に到着。-15℃+風速15mくらいで寒かったです。ガスの中下山しましたが、視界不良の中、いつもの勘で登山道を見つけますが、他の登山者は視界不良と風で中岳、浄土乗越付近で下山したようです。
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2月26,27日谷川岳雪上講習、2月28~3月1日赤岳登頂、3月2日谷川岳雪上講習 [モンベル・コラボイベント]

なんか、最近は事務所留守がちで報告が遅れていて申し訳ないです。。。
27吹雪
▲これは2月27日谷川で雪上講習です。強風予報だったので天神平に上がらず講習でした。風は強いが気温はそれほど低くないので、問題なし♪なお、前日26日も同講習でしたが、宿泊先の宿の駐車場が雪崩で駐車できずというアクシデントあり。街中(湯檜曽ね)で雪崩か・・・今年は雪が多いです。
文三郎
▲で、翌日からは八ヶ岳へ。3月1日は午後から下り坂&強風予報でしたが、強くなる前に登って下山♪強い参加者でした。
文三郎2
▲南北中アルプスの頂上は雲の中でしたが、それなりの展望もあったのでラッキーでしたね。
荷揚げ
▲下山時に荷揚げ部隊に会いました♪約40kg背負っているらしい。。。お疲れ様です!
トン汁蕎麦
▲で、赤岳山荘の豚汁そばで温まって帰宅。ちなみに、ほぼ毎日美濃戸~赤岳山荘間でスタック車があるらしく(特に日曜は2WD+チェーンなし)・・・。デリカD5+4輪チェーンでギリギリな感じでした。私の運転技術は別として悪路でした。これだけで神経すり減らして痩せそうな感じ・・・・
谷川3月2日
▲で、今日3月2日から再び谷川岳です。もう湯檜曽は雨です。春山な感じですね♪明日まで谷川岳にて帰郷します。