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2024年2月24-25日八ケ岳雪上レスキュー、雪崩講習、氷河レスキュー講習 [アルピニスト・スクール]

悪天予報の八ヶ岳なので登攀を諦めてレスキュー各種を行いました。初日は中山乗越まで登り、登山道脇の浅い沢筋をツエルトで包んで降ろす雪上(ツエルト)レスキュー。2日目にはジョウゴ沢F1付近で氷河レスキューと雪崩レスキューを行いました。
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▲まずはスタッフバック100Lにザック2個、雪を大ビニール袋に入れて重くして「負傷者」に仕立てました。それをツエルトで包み込みます。
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▲ツエルトで包んだら、ロープで降ろすセッティング。1人がロープで降ろす、2人が負傷者に付き添って、沢筋を降ろします。
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▲各担当者を交代しながら25mを3回降ろし、ザックを埋めて支点とするのも行いました。最後は傾斜が無くなった斜面を担いで降ろすザック担架を行って終了。
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▲翌日はジョウゴ沢F1上で氷河レスキュー。前夜に氷河上でのロープのセッティングを確認してからレスキューを行いました。昨日のバッグに雪を詰めて、クレパスに見立てたF1からフォール。
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▲転落者の荷重を体制を横にして滑落を止める。そしてピッケルで支点作成。
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▲ピッケルを支点としたスリングに転落者の荷重を移動させます。
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▲荷重を支点に移動したら体に巻いたロープを解きます。
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▲転落者の引き上げを1/3でセッティングします。救助者が2名以上いるという想定です。
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▲2名でクレパスに落ちた転落者を引き上げました。この後に雪崩レスキューを行って終了しました。最後に、各レスキューを行ってスクール生やリーダークラス、登山ガイドには必須の科目だと思いました。来年も行いたいと思いました。

5月3-5日北ア・剣岳 [アルピニスト・スクール]

ゴールデンウィーク後半に好天が続き、2年目でようやく剣岳に登れました。登りは別山尾根を登りましたが、下山は平蔵谷雪渓を下り剣沢雪渓を登り返しました。さらに雷鳥荘まで行き、長ーい1日を終了しました。
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▲剣御前から見た剣岳。別山尾根にはトレースが少ない。源次郎尾根や長次郎雪渓、早月尾根からたくさんの人が登っていました。
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▲登りで3時間半で剣岳山頂に到着。早月尾根からの関西系の登山者がたくさんいました。
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▲念願の剣岳山頂でした。下山は長い長い剣沢の雪渓をカンカン照りの中、ひたすら登り返ししました。さらに雷鳥沢まで下り、雷鳥荘の温泉とビールでようやく生き返りました。
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1月23-24日赤岳山荘アイス [アルピニスト・スクール]

週末は南岸低気圧で大雪予報のため赤岳山荘アイス2Day。今年のおばちゃんキャンディは見事な出来栄えで2日間楽しめました。
23日1
▲初日は赤岳山荘で雪交じりの雨でしたが、あっちも・・・
23日2
▲こっちも登りました。
ハングちか
▲アイス初体験の新スクール生・C嬢はパワー系女子。ハング越えではアックス2本残置。
再チャレンジあっくす4
▲心に火が付いたC嬢は、再度トライするも4本残置の悲惨な現場になりました。
ハングちか
▲しかし、本日最後の1便で何とかトップアウト。
だいぜん
▲24日は朝から雪で山荘で15~20cm積もりました。アバラコフ作成をやったり、ガンガン登ったり・・・
む
▲ガンガン登ってお昼終了。話によると午前中は特急あずさは運休していたとか。交通情報をチェックすると、一宮御坂~八王子間高速道路閉鎖!電車も大月~高尾間一部運休とか。早めに終了してよかったです。

1月26-27日阿弥陀岳北稜、28,29日危急時対策と雪崩対策 [アルピニスト・スクール]

26日(土)は赤岳鉱泉周辺で雪崩対策です。ビーコン探索や弱層テストなどを行ってから行者小屋へ移動しました。悪天予報だからか行者小屋はキャンセルが多かったそうで、宿泊は私たち入れて10人程です。ゆったりできました。翌朝はラッセル覚悟で小屋朝食を食べずに出発しました。赤岳・文三郎道との分岐からラッセルです。低温、強風でジャンクションピークで敗退。その後は赤岳鉱泉に戻ってアイスクライミングを体験して下山しました。 翌日28日(月)は谷川岳ロープウェイ周辺で危急時、29日(火)は雪崩の講習でした。
阿弥陀岳
▲27日(日)の阿弥陀岳。天気はいいのですが、気温は-20℃、稜線は風速20mはある感じです。今回はスクール生のY氏が頑張ってラッセルしてくれましたが、多分登れずに凍傷になる可能性大なのでジャンクションピークで撤退。
大同心
▲赤岳鉱泉に戻ってしばし休憩。・・・それにしても凄い風です。
鉱泉キャンディ
▲登れないのは残念でしたが、アイスクライミングを体験して終了しました。
雪洞
▲こちらは28日(月)。谷川岳ロープウェイ周辺で危急時(ビバーク)対策の講習です。ツエルトの張り方や雪洞構築です。今日は気温が高く汗だくです・・・
縦穴
▲数種類の雪洞を構築しました♪
トイレ
▲雪だるまが見守るトイレまで(笑) 29日(火)は朝から猛吹雪のなかで雪崩講習。ちなみにロープウェイは運休です。弱層テストやビーコン探索を行いましたが、14時頃からかなり吹雪がひどくなり、交通機関が心配という事もあり早めに終了しました。
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三つ峠→室内ジム「ストーンマジック」 [アルピニスト・スクール]

今週は台風のため三つ峠は中止。MOCイベントの西穂高岳も中止・・・2日間とも淵野辺の室内ジム「ストーン・マジック」でした。
乾杯
▲28日(土)は朝から雨のため室内ジムです。今夜は台風が関東地方通過のため、早目に15時終了。そのとたんに土砂降りの雨。愛知県から参加のK川氏は事務所にお泊りです。まずは冷ややっこと2種の餃子などで乾杯!
夕食
▲この後は、メインの鶏ステーキでした。ビール、梅サワー、梅酒(2015年物)、ウイスキーと続き11時消灯でした。
11bc
▲翌日の天気予報も午前中は雨なので再び室内ジムです。昨日の宿題11bcにトライするK氏。
10c
▲2連続の室内ジムで筋肉痛気味のK林氏ですが、〆の10Cにはまってます・・・最後の1手が悪いです。
おなじく10c
▲こちらのH氏も同様にはまって終了。さて、来週は30周年記念事業「映像の夕べ&BBQ」です。遠藤G出演の若いころのTV番組やアコンカグアなど海外映像もあるようです。夕食メニューも考えてますんでお楽しみに♪
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4月14-15日天狗岩、レスキュー1,2 [アルピニスト・スクール]

今週末は悪天予報の為、西穂高は天狗岩&室内ジムに変更となりました。14日は遠藤ガイドは天狗岩で岩登り。福田はMOCのレスキュー講習へ。
乾杯
  ▲遠方からの参加者もいますので、数人が事務所泊です♪乾杯の後は、多数の「つきだし」でお腹が膨れましたが「湯豆腐」に舌鼓をうち、
カレー
  ▲「遠藤作・野菜ゴロゴロカレー」を堪能し・・・みなさん、よく食べてくれました!人参、ジャガイモなど丸々1個入ってます・・・
おじや
  ▲翌朝は湯豆腐の汁を使った「おじや」と「タケノコの味噌汁」でした。朝から雨なので、遠藤組は室内ジムへ。福田は天気回復の予報なのでレスキュー講習へ。
タケノコ
  ▲今日はレスキュー講習にキャンセルが出てしまい、マンツーマンとなりました。なので、早めに終わったため、穴場へ行ってみるとタケノコをゲット♪「雨後のタケノコ」という言葉があるように、ポコポコ生えてました♪19日のBBQ時までに冷蔵保管します。
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3月6-7日八ヶ岳・無名峰南稜&阿弥陀北稜 [アルピニスト・スクール]

 今週は土曜日登攀(中山尾根)があったため、早朝に美濃戸バス停に集合しましたが、すでにバス停でポツポツと雨が。「上は雪だろう」と赤岳鉱泉を目指しましたが、到着して準備していると、かなりひどい雨になり、しばらく待機するも、結局雨は止む気配がないので、中止になりました。午後からの入山者はびしょ濡れだったようです。それにしても赤岳鉱泉で雨とは・・・

 翌日の天気予報は雪。夜は2時頃までザーザー振りの雨だったようですが、途中から雪になったようです。しかし、風が弱いようだったので、一縷の望みをかけて無名峰南稜と阿弥陀北稜へ。

阿弥陀北稜:取り付きには到着したものの、この頃には風も雪も多少強くなってきたので阿弥陀岳頂上は諦め、取りあえず終了点までのつもりで荷物を取り付きにデポして登攀開始。50mロープいっぱい伸ばして1P目で登攀終了(2Pでも区切れる)。エスケープルートの雪稜をクライムダウンし、早々に下山しました。下山途中にジャンクションピーク付近で2人パーティとすれ違っただけだったので、お客さんS氏は「こんな静かな八ヶ岳もいいかも」と登頂はできませんでしたが、満足げでした。

     阿弥陀岳北稜をリードするS氏。このころから風雪になり2ピッチ目で敗退しました。
阿弥陀岳北稜1ピッチ目




無名峰南稜:朝6時に鉱泉を出発して、1時間後に三叉峰ルンゼより尾根上へ。取り付き8時、風が強くなり風雪模様になり、1ピッチ半登って中止。懸垂下降して戻ってきました。午後1時までアイスキャンディで遊ぶ。

           三叉峰ルンゼから無名峰の取り付きを目指してラッセル
取り付きへ



    取り付きから1ピッチ目は尾根上の段差のある壁を灌木を使って登る~草付のミックス
灌木帯のリッジを登る



     2ピッチ目の垂壁に突き当たった所(写真)で敗退。ここからトラバースします。
大テラス到着




              鉱泉アイスキャンディでウップンをはらしました。
鉱泉アイス

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