台湾クライミングツアーNO.5 [海外登山]
11月2日は午前中だけ登って、午後から台北に移動する日です。朝から雨ですが龍洞マジックを信じて岩場へ出発。雨が小降りになったので黄金谷エリアへ。数本登ったところで無常にも雨が・・・やむなく切り上げて台北へ出発。明日の帰り便(バス)の乗り場確認などしてからホテルへ移動し、余った時間は市内観光でした。観光といっても登山用具店廻りでしたが・・・これで台湾ツアーは終了となりました。
▲ナチュラルプロテクションのルートが多いで、使うカムをチェックするR嬢。
▲今にも雨が降りそうな天気のなか、5ルートほど登る事ができました。これで撤収となり台北へ移動。ただ時間があるので九分(本当はニンベンに九という字)観光と思ったんですが、車から降りたくないほどの大雨だったので、そのまま通過して台北の町へ。こちらは小雨がパラパラ降っている程度でした。ここで運転手兼通訳のO氏とお別れです。有難うございました!!
▲山道具店で時間をつぶしながら、O氏にお勧めしてもらった「青葉」というレストランへ。しかし予想外に満席で2時間待ち!?路頭に迷った我々は、歩き回った挙句に少し日本語の通じる”うなぎ”のお店へ・・・うなぎだけでなくヤングコーンの炒め物やお刺身もあり・・・ほとんど日本の居酒屋ですな・・・
▲”うなぎ屋さん”と言う事でひつまぶしも頼みました。なんちゅう落ちでしょう・・・
▲しかもバス停を調べて歩きましたが、結局、泊まったホテルに空港までの送迎システムがあり、それを利用して楽チンに空港入りできました(笑)。時間余ると思って朝食をほとんど食べずに出発して、空港での朝ごはんは、せめて最後に台湾っぽいもの(違うかもしれないけど)「たんたん麺」でした。
▲さて、帰国早々に事務所移転に伴い、K君に引越し手伝ってもらっています!第一回目の力仕事の報酬は・・・すき焼きでした!・・・追記・再三お知らせしていますが、現在は旧ホームページがサーバ不具合で更新できない状況です。新HPはhttp://www.yetiharu.com/になりますので、アドレス変更をお願いいたします!
10月27-11月3日台湾クライミングNO.4 [海外登山]
今日は「黄金谷:ゴールデンバレー」へ。10.7~11aが揃ったエリアです。他に移動する事も考えましたが結構ここがおもしろいし、グレードも集中しているのでここで1日登りました。
▲思い思いにリードしたり、楽しみました。クラックやフェースが揃っています。
▲夕食は日本人が行かないようなお店で、海鮮、お肉を堪能しました。
▲さて、翌日は強風と予報的にはあまり良くない天気予報です。「後門」へ行き、トップロープで楽しみました。支点もないのでカムを決めています。
▲相変わらず強風ですが釣り人は多いです!台湾の人たちは何の職業なんでしょう・・・漁業?
▲さて、ブーさんとY氏は明日に帰国します。毎日登れてラッキーでしたね!
10月27-11月3日台湾クライミングツアーNO.3 [海外登山]
今日は3人が加わり、天気も良いので、偵察した怖いトラバースのある「長港エリア」へ。日向は29-30℃と、だらけるような暑さ・・・しかし、海沿いのクライミングはロケーション抜群です!思い思いにルートを楽しみました。
▲ショート・クラックが揃ってます!ブーさんがトライしているのは、出だしがフィンガークラック。グレード10a
▲5.7~10a位のクラックを登りつくして、〆は日陰でフェース・クライミングでした。
▲夕食は、台湾にいながらタイ料理のお店へ。期待していなかったけど、これが大当たり!
▲手前左の蟹カレーが特に美味しかった!パクチーやレモングラスなど香草が少し気になりましたが、好きな人にはお箸が止まらない美味さだったようです!
10月27-11月3日台湾クライミングツアーNO.2 [海外登山]
28日朝は朝から雨。(正確には、泊まったホテルに窓が無い!ので、TVなどの天気予報で知りました)夕方には合流する3人のお迎えがあるので、午前中だけでも岩場偵察に行くことに。ところが基隆市内は雨でも、海岸線の岩場は雨降ってない!どうも天気予報が悪くても行ってみる価値ありの場所のようです。まずは駐車場の確認と「後門エリア」へ。どうもその先は道がつながってないようだし、パラパラ雨も降るので、いったん引き上げてエリアへの降り口の確認など。北駐車場へ移動して養魚場?を通過して「校門口」へ。有名(?)な怖いトラバースをして「長港エリア」へ。ちょうど雨も止んだので、クラックを登る事ができました。エリアの場所も駐車場も把握できたので、早めに切り上げて3人を迎えに空港へ。夕食は時間的に此処しかあいていなかった火鍋のお店へ。コース料理しかなかったけど美味しかったです!
▲「校門」エリア。ボルトは1本も無し。抜かれてしまったのか、危ないから抜いたのか・・・しかしアプローチが楽なので、微妙な天気の時にはいいかも。
▲へつっていけば全エリアへいけそうですが、この先だけ道が分断しています。他のエリアに行くには、一旦駐車場に戻らないとダメなようです。
▲展望台からの「校門」エリア方向。
▲3人と合流して、遅い夕食です。火鍋という鍋料理店。コース料理しかありませんでしたが、ボリューム満天!とても美味しかったです。
10月27~11月3日台湾クライミングツアーNO.1 [海外登山]
初めての台湾クライミングツアーに行って来ました!寒くなってきた日本を脱出して暖かい台湾へ!行きはお馴染みOPANDA事、O氏と一緒の飛行機でレンタカーを借りて台北の桃園空港から北東部の基隆(キールン、またはジーロン)へ。出だしからカーナビが作動しないというハプニングを越えて、無事に今日の宿にたどり着きました。
▲今回、初に乗った「スクート」というインドネシアのLCC。事前に機内食を頼むシステムですが、だいぶ前に決めたので何を頼んだか忘れてました。甘辛いチキンカレーという感じ・・・約4時間のフライトです。
▲チェックインを済ませてみると、ホテルの前はこんな大通り。スクーターや車の運転が上手いので、ぶつかる事は(たぶん)無いのかもしれませんが、道路はのんびり渡れません!轢かれます!
▲O氏の泊まっているホテルの女将に聞いたと言うお店は、大当たり!海鮮が上手い!運転手兼通訳のO氏がいなかったら、こんなお店に日本人はたどり着けませんね。
▲我々のおこぼれを狙って猫もよって来ました(笑)。明日の夕方にはR嬢たち3人のお迎えに空港に行きます。
ドロミテ9月4日-9日 [海外登山]
9月4日は朝から雨。どこへ行こうかウロウロとセラ峠の北、Grand Chiへ行ってみることに。天気の読みが当たり、こちらは雨降ってない為9Pのルートへ。車に戻る2~3分前に雨が降ってきてラッキーでした!
9月5日はセラ1峰へ。途中に雨がパラパラ降るなど、天気が不安定なため懸垂下降ができる「dei pilastrini」というルートへ。取り付きが分かりずらく、多少時間をロスしましたがザックを脱がないと通り抜けられないチムニー、1m弱割れ目ジャンプ!など変化に富んだルートでした。
9月6日にはドロミテに別れを告げミラノに移動。夏のバカンス帰宅渋滞にはまって、以外に時間がかかりながらミラノ着。余った時間でちょっと観光して終了。9月7日は日曜のため大半のお店がお休みのため、ブラブラと市内散歩。たっぷり3~4時間ブラブラして終了しました。8日は帰国の途につきました。
▲セラの北「Grande Cir」。天気が不安定なため、どこを登るか検討中・・・9Pのルートへ。帰りはベアフェラータで下山できる二度楽しめるルート。
▲2パーティに分かれて登りました。
▲山頂には十字架が!数十年ぶりの天候不順と言われたヨーロッパでの鬱憤も晴れて、O氏もこれで心おきなく帰国できるかな(笑)
▲5日のセラ1峰のルート最終ピッチ、1m弱のジャンプをしようとしているS嬢。下を見ていると萎えてきますので、思い切って行きましょう!
▲これでドロミテ山行終了!満足げなR嬢。ポツポツ雨の中のクライミングでしたが無事に終了しました。
▲ドロミテに別れを告げてミラノに向かう日は快晴・・・さよならドロミテ~
▲ミラノは蒸し暑く、帰国前の体慣らしには良いかも。現在改装中の「ドォモ」。人が大勢いて心が休まりません・・・やはり田舎の方が落ち着きました。
▲プラダやグッチなどの高級ブランド店街をブラブラ散歩中に「寿司レストラン」を発見しました!翌日は朝から空港へ向かって、無事に帰国となりました。帰国日はその足で寿司屋(回転)に行っちゃいました。
ドロミテ8月31-9月3日 [海外登山]
8月31日はポツポツと朝から雨。今日はポルドイに移動日なので、移動ついでにどこか登れないか・・・とセラ峠付近をウロウロするも、無茶苦茶寒い&雨止まず・・・という事でカナゼイの町に降りて観光となりました。しかしカナゼイの町もシエスタ(12:30~14:30!)でレストラン以外は開いていないので、ホットドックを買ってベンチでダラダラ・・・。数時間後にセラからの雨雲が町にも流れてきて雨が降り出したので、ポルドイ峠の宿に入りました。その晩は、雨から雪!!でした。
9月1日は朝方まで雪交じりの雨。しかし、次第に雨も上がったので近くのクライミングエリアに行くも、ダウンジャケットを脱ぎたくないくらい寒い&風強し・・
▲数本登るも、岩も脆い事もあり2ルート登って移動。
▲岩陰にはマーモットが!
▲子供づれ。これだけモコモコなら寒くないんでしょうね。
▲午後からはサッソルンゴ下の岩場エリアの日向を求めてクライミング。日が出ていると(そこだけ)ポカポカですが、かなり寒いです!
ロケーションは最高ですが。17時頃まで登って終了しました。
▲翌日はセラの右はじ 「Sella Ciavazes(Cengia dei camosci)」というルートへ。5P目が核心でフリーでいけば7a(ⅥA0)のルート。岩も脆くほとんどピン無し・・・
▲遥々、グリンデルワルドから来たO氏もウップンが晴れたでしょうか?今日から宿はカナゼイです。
▲17:00頃には終了して、セラ峠へ降りました。9月3日は朝から雨だったので、レストのつもりでしたが時間がたつにつれ雨も上がったので、近隣の岩場探しついでに町内散歩。R嬢は「登りたい・・・」というストイックな意見だったのでギアを背負って散歩。ポルドイの雪の状況を見ようとロープウェイに乗ると、上にゲレンデが!R嬢は1ルート(25m)だけ登って終了しました。
ドロミテ(食事) [海外登山]
ここらで一息。ドロミテで食べた食事の一例です。朝食はホテルについていますが、ほとんどのパンはクロワッサンやジャムなどが入った甘いパンと、味の無い密度の濃いパン(フランスパンのようにスカスカでない)。あとはハム、チーズ。リクエストで卵注文可がほとんどでした。私(福田)は2日目くらいから胃もたれしていたので、チーズ&バターの代わりにレバーペーストを塗って食べてました。昼食は大体岩登しているので、ビスケットやバナナ、リンゴなど。夕食が豪華でした。
▲ピザなど
▲「ニョッキ」というジャガイモ+小麦粉などを練った物にトマトソース。美味しい!(量が多いけど・・)
▲牛ステーキ!味は薄めの塩コショウという感じ。
▲緑色の汁に乗ったパンナコッタ。満腹で手が出ずに、他の人にあげちゃったので味は不明。たぶん甘い(笑)。
▲ウサギの肉を食べる岐阜のR嬢。彼女は「リナ」という名前なので、この期間中にたくさんの仇名ができました。「ピッコリーナ」※”ピッコロ=小さい”という意味。「リナッティ」「リナピコ」などなど・・・山で会ったら呼んでやって下さい(笑)
▲「フンギ」という西洋松茸(?)のスパゲッティ、カルボナーラ、トマトサラダなど。
▲アボガドと蟹!のサラダ。これ美味しいです。
▲マメとベーコン(?)、チーズのサラダ。どこのレストランでも基本的にドレッシングはオリーブオイル+塩コショウ+ビネガーを使って自分で味付けします。
ドロミテ8月26-30日 [海外登山]
26日は天候が不安定なためロングルートを諦め、ジアウ峠方面のショートルート「Crepe de Oucer 」というエリアへ。前日の雨で岩が濡れている箇所もありましたが、結構グレードが辛い!もともとグレードが辛いエリアとして認識していましたが、やはり辛かったです。
27日はミズリナ湖周辺の山へ。
▲絵葉書にもなるくらい綺麗なミズリナ湖に駐車して行きます。
▲「Monte Popena Basso」というモペナ山(?)にある4Pのルート。湖から取り付きまで約1時間30分。
▲ルート途中に振り返えればミズリナ湖が眼下に。
▲山頂からは明日に行く予定のラバレド(写真中央)が見えます。ちょっと日陰は肌寒いですが、やっとイタリアらしい暖かい気候で登れました。
▲28日:朝焼けする山々とオーロンゾ小屋。日の出直前までパラパラ雨が降ったり止んだりしていましたが、空も晴れてきたので全12Pの「Kleine Zinne」へ。
▲写真中央のとんがっている岩の右のスカイラインの奥を登るルート。標高は2857mです。午後からはガスが湧いてきて、最後は手もかじかむほど寒かったですが無事に登ることが出来ました。懸垂最後にして60m以上の雪渓が残っていたのはびっくり。やはり今年は寒いんですね。
▲翌日は天気が良いようなので、今日はFalzarego峠の「Kleiner Lagozuoi」へ。レスト日が無いですね。
▲結構岩が脆い、支点少ないというお決まりのルートです。
▲下山する頃には雨が降りそうな気配。車に着いて走りはじめたら雷雨!というラッキーな天気でした。
写真は途中で撮影した花。名前は不明ですがチングルマみたい。30日は昨夜にグリンデルワルドから合流したO氏夫婦とFalzarego峠のショートエリア「Sass de Stria」へ。前日の雨で結構濡れていましたし、途中も雨に降られましたが4a~6abを登って終了しました。31日は朝から雨なのでカナゼイの町を観光(といってもシェスタ中でレストラン以外はお店やっていませんでしたが)してからポルドイ峠の宿へ移動しました。
ドロミテ8月22-25日 [海外登山]
22日は曇り/雨予報なので、サッソルンゴ下のショートルートへ。駐車場から徒歩5分程にハイボルダーのような岩がゴロゴロしていて、ハイキング道にもなっていて気軽に取り付けます。正午過ぎまで登ったところで雨に降られた為、本日はこれでお終い。23日はコルチナへの移動日ですが、運良く雨!レスト&観光して終わりました。24日はCinque Torri(チンケットレ)というエリアへ。
▲「チンケットレ=5本の指」という意味だそうです。ロープウェイに乗って、目の前にこの風景です!
標高2000mにロープウェイ1本で登れてしまうっていうのは羨ましい環境ですね。
▲周りにはこんな山々がずらーと並んでいます。これはBOSSという山。登りに行く予定も入れていましたが、行けずじまいでした。
▲左のスカイラインから右のクラック沿いに登って、再び上部は左のスカイラインを登る「Torre Buarta Alta」というルートに取り付きました。
▲景色は良いけど、今日は風もあって日陰は凍傷になるんじゃないかって言うくらい寒かった・・・
▲午後からは日のあたるルート「Torre Lusy」を登って、幸せ・・・
▲頂上で満足気なR嬢。
▲25日は朝から雨。昼前には止みましたが、朝から”レスト(お休み)”と運転手と打ち合わせてしまったので、コルチナの町散策で終わりました。結局、散歩中もポツポツ雨に降られた一日でした。ちなみに、コルチナの宿「Royal」。ちょっと作りが古いですが、朝食メニューが充実していて良かったです。
ドロミテ8月20-21日 [海外登山]
今年は約3週間イタリアはドロミテに行ってきました。少しづつ報告をアップして行きますのでご覧ください。
8月20日はミラノ空港でレンタカーを借りてCanazeiの町に移動です。道路標識が分かりづらい事もあって、宿に着いたのが17:00頃でした。
▲翌朝に撮影したホテル。23日まではここをベースにしてクライミングです。暖かい雰囲気のホテルでオーナーも優しくてお勧めです!
▲21日はCanazeiから車で30分程走り、セラ峠に車を停めて写真の岩壁Sellaを登りに。駐車場から徒歩15分ほどで取り付き。まずは「Sella I (セラ1峰)/Torre del Sella 6P」を登ります。
▲峠の標高は2000mを越えていますので、結構肌寒い!岩登りほぼ初めての行者小屋スタッフE嬢も一緒です。
▲赤岳鉱泉4代目も、アイスキャンディで鍛えた技術(?)で余裕の笑顔!日が陰ると手足がカジカムほどの寒さでしたが、もちろんこの2人は普段から高所にいるのでへっちゃらのようです。
▲終了点からはバックにサッソルンゴが望めるロケーション!
▲このルートで物足りなかった岐阜のR嬢は継続して「Sell II(セラ2峰)・4P」へ。岩は多少脆いですが、高度感がすばらしい!
▲夕食はホテルの近場で見つけたお店へ。生ハムメロンもこのボリューム!
▲やはりイタリアといえばピザ&スパゲティ!大満腹で帰宅しました。
シャモニ周辺のクライミング・ガイド②(by遠藤) [海外登山]
シャモニ周辺の②として、モンブラン登頂(ミディ針峰から縦走)の報告をします。
下山時見た3山。左端の針峰がミディ、中央左がモンブラン・タキュルとモンモディの肩
3山上部。中央がモンモディ、左下がタキュル。右はモンブランの一部(肩)を縦走しました
一番の難所・モンモディの氷壁を抜けて、肩からトラバース。モンブランとのコルに出る
コルに出てから小ピーク(肩)を越えるとモンブランへの大斜面となる。モンブランまで高差300m
モンブランの山頂が近付く。高差残り150m。朝1時半発グループに追いついた
山頂着午前10時。朝3時半に出発して6時間半の行動でした。360度の展望をあとにすぐ下山
バロ小屋4300m付近で一休み。グーテ小屋からニードデイーグル駅下まで下山。シャモニへ
シャモニ周辺のクライミング・ガイド①(by遠藤) [海外登山]
シャモニ周辺で行ったクライミング、登山ガイドのお知らせです。3週間の滞在中は、ENSA研修の3名のAGS-Jガイドと赤岳鉱泉の3代目オーナーとなる柳沢太貴君、長谷川昌美さんと私の顧客であるKさんと周辺の岩場や山を登りました。福田ガイドが報告した以外のルートを報告します。この①は前半の8月30日(月)メールドグラスでアイゼンワーク、31日はプチ・ヴェルト、8月1日バレ・ブランシュの報告をします。②は8月2-3日モンブラン(ミディより縦走)などの後半をを報告します。
4人でメールドグラス氷河にアイゼンワークに行きましたが、アプローチが核心でした。
モンタンベール駅から氷河までは岩場に沿って梯子や鎖が・・・
プチ・ベルトは雪が飛び、氷の滑り台となりとても危険でした。途中までで引き返しました。
プチ・ベルトの登山駅、グラン・モンテ駅でドリュとモンブランをバックに記念撮影
バレ・ブランシュは例年行う高度順応登山。ミディ(写真)からイタリア側まで氷河歩きです
今年のアイスフォールは危険が少なく、唯一スノーブリッジ(写真・太貴君)の通過が危ない?
エルブロンネル・ロープウェイから見たモンブラン・タキュルの岩峰群。高差1000m?
明日からはミディ針峰のコスミック小屋からモンブランを目指します。3山が重なって見えます
9月4~10日フランス・シャモニ④ [海外登山]
4日はレスト。プライベートで岩登りへ。5日はモンブラン・タキュル トライアングルへ。主にアイスクライミングルート(氷壁)で、岩場が2Pほど。この頃になると高度順応もできていると思うのだが、連続8日間運動をしているせいか体が重い・・・。6日からは講師が変わってジャン・ポール・ビヨン氏(ENSAの副校長)だ。エギュー・ベルトへ氷河訓練。7日は朝から雨。思いがけずレスト日となった。8日は午前中はENSA体育館でロープワーク講習、午後からは岩場でドライツーリングを楽しんだ。9日は雪交じりの雨の中、赤い針峰群の稜線でロープワークの訓練を行い、約2週間の研修が終了しました。10日はプランプラへ、11日もスイス国境周辺の岩登りをして、今年の海外登山は終了しました。
※モンブラン登頂報告はしばらくお待ち下さい。
▲ベルト針峰群に囲まれて、氷河研修。クレバスからの引き上げなどを講習しました。
▲天気は下り坂・・・。ピッケルの回収方なども行いました。
▲8日午前中は小雨が降っていたので体育館でロープワークを習う三苫ガイド(上)と廣川ガイド(下)。
▲壁一面にクライミングホールドが付いている体育館です。
▲午後からはラファイエットの岩場でドライツーリングを楽しみました。シューザック教官のアックスさばきを興味津津で見つめるビヨン氏。
▲こちらも早速ウォーミングアップを始めました!
▲お手本を見せるシューザック教官。
▲駐車場で記念撮影。左から福田、ビヨン氏、三苫ガイド、シューザック教官、廣川ガイド、遠藤ガイド。
▲今日は赤い針峰群でロープワーク講習。羊たちの脇を通って稜線に向かいます。支点がほとんどない稜線をショートロープ、タイトロープなどを使って安全にガイドする技術を学びました。
▲途中、雪交じりの雨に降られましたが、ラックブラン(白い湖という意味)に着く頃には晴れ間も見えてきました。今日で研修は終了となります。研修は機会があればまた参加したいくらい素晴らしいものでした。
▲打ち上げを兼ねてスネル・スポーツの神田さんが夕食に招待してくれました。肉焼きを任された三苫ガイド。焼くと言うより「肉を狙っている人」のようです。
▲バーベキュー、焼きオニギリ、ムール貝スープなど、お腹いっぱいごちそうになりました!!
▲11日。すっかり秋晴れのような気持ちのいい日です。ボルダーエリアを見学してみました。
8月30~9月3日フランス・シャモニ③ [海外登山]
8月30日から1週間担当してくれるENSAの教官と打ち合わせの後、メールドグラスで氷河研修。31日は天気は良いが、強風のためミディ~エルブロンネル方向の適当な場所で氷河研修。最新の技術の講習を受けることができました。9月1日~3日はペイヤード氷河からビバークをしてロシュホールを登り、レショ小屋泊で帰宅となりました。
▲クレバスに落ちた人を引き上げる訓練を実演中のENSA教官シューザック氏。
▲セッティングはこんな感じ。「シンプル イズ ベスト」です。
▲実際にクレバスに落ちたお客さまを引き上げる訓練中の三苫ガイド。落ち役は廣川ガイド。体重は7●kgあるそうで、三苫ガイドは自分が引きずられないようにするので奮闘中です!
▲三苫ガイドが雪中にアンカーをつくり終わり、自己脱出中の廣川ガイド。このクレパスは10mくらい深さがあります・・・
▲9月1日はモンタンベールからペイヤード氷河をのぼり、ペイヤード避難小屋を目指します。正面には有名な「グランド・ジョラス北壁」が見えてきます。
▲クレバス帯を抜け、17時頃にペイヤード避難小屋(3460m)に到着。夕食前にくつろぐ三苫ガイド(左)、福田(右)、廣川ガイド(小屋の中)。でも両端は切れ落ちた稜線なので、ハーネスを着用して犬みたいに繋がれています!
▲すぐ近くにはグランド・ジョラスが・・・。夕日に染まってきました。
▲気分を良くした三苫ガイドは夜空でビバーク!楽しそうです。夜間は-10度くらいの寒さでした。
▲エギュード・ロシュフォール(4001m)からのモンブラン(イタリア側)。今日は別動の遠藤ガイドグループがタキュルからモンブラン頂上を目指している予定です。
▲ロシュフォールの最後のミックス帯を登る廣川ガイド。帰りはほぼ同ルート懸垂下降(アバラコフ=アイススクリューで氷に穴を開け、ロープを通す)です。ただ、気温が上がったようで、クレバス帯はズタズタ。苦労しました・・・
▲タイムオーバーでレショ小屋泊となりました。小屋のオカミサンと記念撮影しました。バックはグランド・ジョラス。英語で教官とオカミサンが話していたのがチラッと聞こえたんですが「こんな小さな女の子が・・・!?」
だそうです。日本人の中でも私はチビですから・・・
▲翌朝は下山しながらモンタンベール氷河で訓練して帰宅しました。ちなみに、このクレパスは15m以上あり、底には水が流れています・・・実践的ですね・・。明日はレスト日です。
8月29日フランス・シャモニ② [海外登山]
今日から合流したAGS-Jの廣川ガイドと共に、赤い針峰群「CharianonのEperon de gauche」というルートへ。
カム&ナッツが必要とトポに書いてあったが、使ったのは1回だけでした。3パーティに分かれての登攀でした。
※すべてのトポをシャモニにデポしてしまったため、正確なグレードが不明です・・・あしからず。
▲プランプラのロープウェイ駅から徒歩50分で取り付きです。2パーティ目の廣川ガイド。昨夜に入国したので時差ぼけ気味だそうです。
▲先頭をリードする福田。見た目は高度感満点ですが、ホールドは豊富です。
▲振り返れば遠くにドリュが見えます・・・最高のロケーションです。
▲6P目(?)を越えて、簡単な岩登りで懸垂下降になります。
▲懸垂ポイントでビレイする廣川ガイド。右から懸垂して、隣の岩に移ります。
▲最終ピッチをリードする福田。グレードは(確か)5bか5cなので、簡単かと思ったら、薄かぶりで以外に難しかった・・・
▲明日から廣川、三苫、福田はENSA研修が始まります!「頑張ろう!!」ということでレストランで外食です。ここのピザとボンゴレ・スパゲッティは美味ですっ!!
▲記念撮影です。
▲お馴染み?赤岳鉱泉の3代目Tさんはお店で食べられなかったデザートを露天アイスクリームで紛らわせていました。
8月24~27日フランス・シャモニ① [海外登山]
24日にフランスに入国。夕方の18時頃に、今回の宿となる「ホテル リッチモンド」に到着。市街の中心部に立地しているため、買い物に便利でした。今日は目の前のスーパーで夕食を買い出して終了しました。
翌25日はレンタカーを借りて、11時頃からガイアンの岩場へクライミング。
26日は今回のENSA(フランス国立スキー登山学校)研修でご一緒するAGS-J((社)日本アルパイン・ガイド協会)のMガイドが一日遅れで入国してきたので、一緒に「赤い針峰群」で岩登り。
▲1P目はグレードは4aと低いものの、人気ルートで人が登るからか、岩が磨かれてツルツル!グレードの割には難しい!
▲3P目をリードするMガイド。今後の研修に備えて、登山靴でのクライミングです!
▲4P目は凹角の5b。ハーケンは打たれていますが、途中でカムも決められます。
▲4P目抜け口の遠藤ガイドパーティ。
▲5P目をリードするMガイド。一手目が悪いですが、クラックを上手く使って登ります。それにしても今日は快晴!時差ぼけと慣れない高度(ここで2000mはあります)で息が切れますが、気持ちがいいです。
▲このルートのハイライト!ナイフリッジのトラバースです。支点はほとんどありません!どうです、このロケーション。バックはモンブランです。あと数ピッチで登攀終了です。翌日は朝から雷雨のため、レストとなりました。