12月25日～28日 八ヶ岳・三叉峰ルンゼ＆石尊稜

　25日から連続で八ヶ岳の実践登攀ガイドを行いました。初日25日は寒い中、アイスキャンディを５本ほど登り、翌日の三叉峰ルンゼに備えました。午前６時半出発。先行パーティがいたので石尊稜末端までトレースがありましたが、その先は地獄のようなラッセルで、大滝まで４０分ほどかかりました。取り付きまで２時間半、少しかかりすぎました。大滝を登ってみるとその先もラッセルのようで、天候も上部はガスの中。無理をせずここから引き返し、アイスキャンディとしました。寒い２日間でした。 　２７日もアイスキャンディでの練習。天気予報よりも悪く、山は雲の中。しかし、２８日は朝から快晴。天候が崩れるのが遅くなりました。石尊稜は先行パーティがいましたが、１ピッチ目で先に行き、その後上部岩壁で１ピッチ登りスムーズに終了しました。

　　２５日のアイスキャンディは－１０℃位。２本登ると豆炭ストーブに温まりに行きます。

　　　　　　２６日三叉峰ルンゼのラッセル。大滝が近くなればなるほど深くなりました。

　　　　　　大滝１５ｍは雪で埋まり、１０ｍ位になっています。Ⅳ級のグレードでしょうか。

　　　　リードするH氏。抜けてからの支点がなく、二人で３０分も探して懸垂して戻りました。

　　　　２８日は石尊稜へ。下部岩場を抜け出るところです。２６日のトレースが残り楽でした。

　　　中間部から赤岳を見ると、阿弥陀岳との分岐に、福田ガイドの赤岳登頂組が見えました。

　　　　　　中間部の雪稜。快晴の空は南北、中央アルプスまで全て見えました。

　　上部岩場を抜け出る頃は、風が強くなり天気が崩れる兆候となり、早めに下山しました。