4月7-8日八ヶ岳・赤岳沢アルパイン・アイスクライミング [実践登攀]
素晴らしい天気の日曜日、赤岳の頂上直下へ突き上げるルート、赤岳沢左ルンゼへ行って来ました。
取り付きは赤岳沢を詰めるか赤岳主稜周辺から取り付くかのどちらか。
主稜に先行パーティが居なかったので、赤岳主稜の1P目のチムニーを抜けた所から左ルンゼの取付きへ降りました。
1P目が核心のアイス。表面のツララをどければ硬い氷が出てくるので、そこへスクリューを打ち込みます。
乗り越すと20mほどのナメ氷。
この後は締まった雪面や氷をダブルアックスで登り、上部岸壁帯に取り付きます。
ここの氷を越えれば太陽が降りそそぎ快適そのもの。
あとはショルダーリッジから繋がっている岸壁に頭を抑えられ、右上しながら稜線のコルを目指すと、赤岳頂上小屋の直下の縦走路に飛び出てルートは終了です。
整備されていないルートですが、ピナクルや氷、アックスと雪面を利用した支点などを作成し利用します。
また、F1は難易度が高いので、アイスクライミング技術も必要になるなど、総合力が必要なルートです。
赤岳のバリエーションルートの中で他のルートとは毛色の違う、爽快なアルパインアイスルートでした。
▲核心のF1のバーチカルアイス
▲上部岩壁帯の短いアイスフォール
▲赤岳の他のバリエーションルートとはちょっと違った風景です
▲縦走路からルンゼを見下ろしたところ
▲赤岳山頂にて。エビの尻尾だらけでした
2012-04-09 10:48
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