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2月9-13日八ヶ岳・無名峰南稜と王岩ノ氷柱 [実践登攀]

 2月5-8日4日間のNHKカメラマンの八ヶ岳での山岳研修会を終えた後、連休とその後にも八ヶ岳に入りました。連休は大混雑が予想される為にあまり知られていない「無名峰南稜」に中日の10日に行きました。石尊稜の北側にある無名峰南稜は、下部3ピッチが草付ルートでしたが、イエティでリッジ沿いのルートを開拓しました。取り付きへは、広い雪面をリッジに上がり、リッジが岩峰にふさがれたところが取り付きです。60mほどリッジ&右側の草付&雪壁を登ると10m程の岩場にふさがれて右の草付に逃げます。草付帯を右上して尾根に出ると下部岩場が終了。尾根をラッセルし、最後の30mのチムニーが核心部でした。翌日は嵐の為に北沢の堰堤上の王岩ノ氷柱へ。12日に入山して、翌日も嵐の為に再び王岩へ行きました。
無名峰南稜取り付き
▲無名峰南稜リッジルート取り付きの岩場を登る遠藤ガイド。(以下、M嬢撮影)
無名峰下部岩場2ピッチ目
▲2ピッチ目はリッジルートから本来のルートへのトラバースⅣ級、20m。
3ピッチ目
▲3ピッチ目は草付帯の右上。草付のダブルアックスが良く効きます。
3ピッ目を抜け出る
▲下部岩場3ピッチを抜け出て来るK嬢。思ったよりしっかり登れてグーでした。
中間部
▲中間部の尾根は露岩を巻いたり、草付帯を登ったりします。バックの阿弥陀岳が綺麗でした。
上部岩場を望む
▲尾根の上部から最終岩峰を望みます。岩場の中央に走るチムニーが核心部です。
上部岩場を登る
▲核心部のチムニーの出だしを登る遠藤ガイド。最後の被ったチムニーがⅣ級+A0、30m。
横岳山頂
▲核心部で強くなった風の中、稜線を歩いて隣の横岳山頂へ。ここから大同心稜を下りました。
王岩ノ氷柱11日
▲翌日は強風と風雪なので北沢を下って王岩ノ氷柱へ行きました。F1、5m三級を登るとF2、10mⅣ級~Ⅴ級-の氷柱が登り放題でした。
王岩ノ氷柱13日
▲翌日も再び入山しましたが13日が大雪。また王岩ノ氷柱に行きました。山には30cmの積雪がありました。
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