10月30-31日八ヶ岳ルート整備

10月最後の平日に有志のガイドと共に八ヶ岳のルート整備に行ってきました。 初日はドリルを東京に忘れて・・・なんてハプニング（取りに戻りました・・）もありましたが、石尊稜の整備をしました。翌日は中山尾根組と無名峰南稜組の２パーティに分かれてそれぞれ整備しました。 八ヶ岳の岩質は脆い為、効いていないハーケン等が多いです。後世までたくさんのクライマーが登れるように、このような整備は必要な事だと思います。御協力いただいたガイドさん、メーカーさま、赤岳山荘＆赤岳鉱泉には感謝です！

　　▲無名峰南稜２P目。いやらしいトラバースです。雪は無くても草付にアックスを刺して登ります。

　　▲あたらしく打ち足したマムートのハンガー。ドリルを打ってもスンナリ刺さる箇所もありました・・・やはり岩は脆いですね。ところで、このマムートのハンガー、滑らかで美しいです！

　　▲いやらしい草付帯をダブルアックスで越えて行きます。冬は右側を登りますが、今回は直登から右上。支点は木ですが、１本だけハンガー打ちました。

　　▲冬は雪稜ですが、今回は藪こぎです！背丈以上のハイマツで、疲れました。

　　▲稜線上はカモシカ親子の縄張りらしく、こちらをジッと眺めてました。

　　▲上部岩壁が見えてきました。真ん中のクラックを登ります。

　　▲さらにアップ。

　　▲クラック入口にハーケンがあったので、ハンマーで叩いてみたらポロっと抜けました（笑）

　　　▲抜け口が核心。背の高い人は上が届くそうなので、特になにもせず。終了点は何もないので、ここだけ整備して終了となりました。稜線付近は所々雪が付いていました。もう八ヶ岳も冬シーズンになります。